はじめに
みなさん、こんにちは。
今日は魚の締め方や持ち帰り方を紹介したいと思います。
家でより美味しく食べたい!
いっぱい釣れたけど、どうしよう!
どうやって締めればいいの?
魚が釣れた後の処理の方法ってよくわからないですよね。
そこで今回は釣れた魚の処理の方法を紹介します。
魚の締め方
小さい魚……氷締め
大きい魚……活け締め、神経締め
30センチ未満の小さな魚は氷と海水で作った氷水に突っ込みます。
大きい魚は血を抜くだけの活け締めと、さらに神経を破壊する神経締めがあります。
個人的には血を抜く活け締めまででいいような気がします。
それでは、締め方をそれぞれ紹介していこうと思います。
締め方を覚えれば、より美味しく魚を食べることができますよ。
氷締め
氷締めのやり方
クーラーボックスなどにたっぷりの氷と海水を合わせた潮氷を作り、その中に魚を入れて凍死させる締め方です。
クーラーボックスに海水を入れます。
次に氷を入れます。
あとは魚を入れるだけです。
たったこれだけです。
注意事項は、
- 釣り場についたらすぐに潮氷を作っておく
- 海水で作る
- 氷と海水が混ざらないように気を付ける
これくらいです。
すぐに作っておく理由は、釣れてから準備するとバタついてしまうからです。
また海水で作る理由には浸透圧が関係しています。
浸透圧……水は低濃度から高濃度のところへ移動するという性質
真水で作った氷水と魚の体液の濃度を比べると、氷水<魚の体液になります。
そうなると、浸透圧によって氷水が魚の体内に入ってきてしまい身が水っぽくなってしまうのです。
また、海水で作っても氷を直接入れてしまうことにより塩分濃度が下がってしまいます。
けっきょく濃度が氷水<魚の体液になってしまい身が水っぽくなってしまいます。
なので海水と氷は袋で分ける、氷をペットボトルで作るなど混ざらない工夫をしないといけません。
必要な道具
クーラーボックス
氷締めをする際は20リットルほどのクーラーボックスがあれば大丈夫です。
また、最後に海水を捨てます。なので下に栓の付いているものだと後片付けが楽になります。
氷
氷の代用として保冷剤を使う場合もあると思います。
ここでは、ぷにぷに柔らかいソフトタイプの保冷剤は避けましょう。破れたりすると面倒ですから。
ハードタイプや凍らせたペットボトルがオススメです。
水汲みバケツ
海水を入れるのに使います。
ロープ付きのバケツで海水を汲み上げます。
海水は氷締め以外でも使うことが多いです。釣りをするなら水汲みバケツは必須だと思います。
活け締め
大きめの魚を締めるのに使います。
血抜きとも言います。
具体的には脳を破壊して、血を抜きます。
大きい魚は血液量が多いです。
血は腐りやすいうえに、身に臭い移りするので早めに抜くことが重要になります。
活け締めのやり方
側線とエラの線がぶつかる位置。だいたい目の後方1㎝のところをピックやナイフなどで突いて締めます。
上手くいくと口を大きく開けます。
そこからエラの上部にある中骨の下にある太い血管を切ります。
あとはバケツに入れて魚をフリフリして血が抜けるのを待ちます。
人によっては尾のところも切るようです。
必要な道具
アイスピック
魚の頭を突くのにあると便利です。
別にナイフやハサミでもいいと思いますよ。
ナイフ
脳を突いたり、血管を切ったりするのに使います。小型のもので大丈夫です。
ハサミ
脳を突いたり、血管を切ったりするのに使います。ここでのハサミはしっかりしたハサミの方が安全です。
バケツ
血抜きする際に使います。海水を汲めるロープの付いているものがオススメです。
神経締め
神経締めは名前の通り神経を破壊して鮮度を保つ方法です。
具体的には魚の脊髄にワイヤーを通して破壊します。
締め方としては最強だと思います。
正直、やっている人を見たことないです。
僕自身もやったことのない締め方になります。
神経締めのやり方
神経締めの前に活き締めを行います。
それから神経締めを行います。
まず、ニードルという器具を魚の眉間から側線に向かって差し込みます。
そして神経締め用のワイヤーをニードルの穴から差し込みます。
背骨の上にある脊髄をちゃんと通れば魚がブルブルして色が薄くなります。
眉間からの神経締めがやりにくい場合は、尾を切って背骨の上にある脊髄から神経締めを行います。
必要な道具
ニードル
眉間に刺すための道具です。神経締め専用のものが売られています。
ワイヤ-
ニードル経由で脊髄を破壊します。こちらも専用のものが売られています。
まとめ
今回は魚の締め方を紹介しました。
個人的には活き締めまででいいんじゃないかな、と思っています。
魚を正しく締めることができればより美味しく味わうことができますよ。
ぜひ、チャレンジしてみてください!
それではノシ!