はじめに
みなさん、こんにちは。
今日は高校野球などで最近よく聞くタイブレークについて紹介します。
高校野球で延長戦に入ると、決着がつかないと15回まで試合が続くことになります。
そうなると試合時間が伸びて日程に影響が出てしまいます。
なにより、選手たちの体の負担が大きすぎます。
そこで導入されたのがタイブレークです。
タイブレークの特徴は以下の通りです。
- 9回終了時に同点のとき、10回からタイブレーク開始
- ノーアウト、1,2塁からスタートする
- 打順は9回が終わったときの続きから
- 15回を過ぎても決着が着くまで続ける
これを読めば、高校野球のタイブレークのルールが分かると思います。
タイブレークの始まり方
高校野球はコールドゲームでない限り、9回まで行われます。
9回まで同点の場合はタイブレークに突入します。
10回の攻撃はノーアウト1,2塁からスタートです。
打順ですが、9回の攻撃のときの続きからということになります。
1塁ランナーは、タイブレーク先頭打者の前の打順の選手です。
2塁ランナーは、タイブレーク先頭打者の前の前の打順の選手です。
ちょっと分かりにくいですね。
例
9回の攻撃
- 6番バッターがショートゴロでアウト。スリーアウト、チェンジ。
10回の攻撃 タイブレーク
- 7番バッターからスタート
- 1塁ランナーは6番バッターの選手
- 2塁ランナーは5番バッターの選手
けっこうややこしいですよね。もしランナーが間違っていたら大変です。
なのでランナーとバッターの準備が整ったら、「審判員と両チームが間違いがないか確認すること」と規則に書かれています。
確認後に、守備側と攻撃側の選手交代(代打や代走など)ができます。
タイブレークは決着が着くまで行われますが、一人のピッチャーが投げれる回数は15回までと決まっています。
投球数じゃないんですね。
雨など試合を続けれないと判断された場合は再試合となります。
タイブレークに関する記録の決まり
ピッチャーに関する大きな記録にランナーを一人も出さない完全試合とヒットを一本も許さないノーヒットノーランがあります。
9回までランナーを一人も出していない完全試合を継続しているなかでの10回。
ランナーは自動的に1,2塁でスタートします。
この場合、ランナーが出てしまったので残念ながら完全試合は消滅します。
では、ノーヒットノーランの場合はどうでしょうか。
ノーヒットノーランは継続となります。
タイブレークでのランナーはヒットでのランナーではないので、継続扱いとなります。
ただし、ヒットを打たれる、もしくは点を取られた時点でノーヒットノーランは消滅します。
最初のランナーには出塁記録が付かないんですよね。
でも得点や盗塁、残塁などの記録は残ります。
まとめ
今回は高校野球のタイブレークについて紹介しました。
タイブレークの特徴は以下の通りです。
- 9回終了時に同点のとき、10回からタイブレーク開始
- ノーアウト、1,2塁からスタートする
- 打順は9回が終わったときの続きから
- 15回を過ぎても決着が着くまで続ける
タイブレークは体の負担やスムーズな大会運営のことを考えると必要なルールのように思います。
個人的には、「延長戦に入ったらノーアウト、1,2塁から始まる」とだけ覚えておけば大丈夫な気がします。
タイブレークを理解して楽しく野球観戦していただければ幸いです。
それではノシ!