はじめに
みなさん、こんにちは。
今日は野球の打順の役割を紹介します。
野球は9人のバッターが順番に打席に入ります。でも、この9人がどんな役割を持っているのか分かりにくいですよね。
実は、打てるバッターは打順の真ん中に置くチームが多いです。統計的にそちらの方が点を取れるそうです。
打順の前の方には塁に出れる確率（出塁率）の高いバッターを置きます。いわばチャンスメイクできる選手が1，2番に置かれます。
| 1～2番バッター | チャンスを作る。走力があり、バントなど器用なことが得意な人を置く。 |
|---|---|
| 3～5番バッター | 1，2番が作ったチャンスを生かす。さらにチャンスを広げる。ホームランを打てるバッターはこの辺りに置く。 |
| 6～7番バッター | 上位打線が残したチャンスを生かす。新しくチャンスを作る。ここで点を取れるとかなり強いチーム。 |
| 8～9番バッター | 1，2番に繋げる。守備力重視。バントなど小技を要求されることも多い。 |
打順の組み方が分かると野球をより一層面白く見れるようになりますよ！
- 上位打線 1，2番
- クリーンナップ 3，4，5番
- 下位打線 6，7，8，9番
に分けて紹介していこうと思います。
上位打線の役割
- チャンスメイク
- 塁に出る
1番バッター
1番バッターはとにかく塁に出ることが求められます。
ヒットはもちろん、ファアボール、セーフティバントなどとにかく塁に出てチャンスメイクすることが仕事です。
また塁に出たあとはホームに生還できる走塁技術が求められます。
相手ピッチャーの癖を見抜く観察力、この打球はゴーなのかストップなのかを判断する打球判断能力などスペックの高い選手が置かれます。
2番バッターの役割
2番バッターは塁に出た1番バッターを次の塁に進める役目を担います。
具体的には送りバント、エンドラン、バスターなど色んな作戦を実行することになります。
なので器用な選手が置かれます。
理想は1番が出塁、盗塁で2塁へ。2番バッターがヒットで返す。これができたら楽に1点取れます。
クリーンナップの役割
- ランナーを返す
- チャンスを生かす
3番バッターの役割
3番バッターは1，2番を得点に繋げる。またチャンスを広げることが仕事です。
ランナーがいないときは自らが長打を打ってチャンスを作ります。
ホームランも狙えるけど、出塁率も良い攻撃力の高い選手が置かれます。
4番バッターの役割
4番は塁に出た上位打線のランナーを返すのが仕事です。
ホームランを打てる、もしくは溜まったランナーを一振りで一掃できる長打力が求められます。
また、性質上チャンスで回ってくる機会が多いです。来たるチャンスでしっかり結果を出せる強いメンタルも必要です。
チャンスで4番が見逃し三振をすると、試合の流れが一気に傾いてしまうこともあります。
それだけ重要な4番バッターはチームの顔と言っても過言ではありません。
5番バッターの役割
5番も3番に近い役割です。ランナーを返し、チャンスを作り、そして繋げます。
5番がいいバッターだと守備側はかなりしんどいです。
例えば2，3塁でバッター4番のとき、5番に火力がないと敬遠されてしまう可能性もあります。
なので割と器用でメンタルの強い選手を置きます。
下位打線
- ランナーを返す
- 上位打線に向けてチャンスを作る
６番、７番バッターの役割
6、７番バッターは塁上にいるクリーンナップを返す役目があります。
打順を決めるとき、後回しにされやすいポジションです。
上位打線が塁に出てクリーンナップが返す、というのが基本的な考え方です。
強いチームはクリーンナップがヒットで出塁した時に6，7番で1点取ることができます。
それができれば、いよいよ切れ目のない打線ができます。
個人的には6，7番にいい選手を置けるかどうかで試合の勝ち負けが決まると思います。
8番、9番バッターの役割
あまり火力のないバッターが置かれます。守備特化型みたいな人が多いように思います。
基本的には上位打線へ繋げる役目があります。
小技など相手の守備が嫌がるプレーをできると強いです。また送りバントなどの作戦が行われることも多いです。
まとめ
今日は野球の打順の役割を紹介しました。
あくまでセオリーであって、絶対ではありません。
正直、作戦をあまりかけない場合は打てるバッターを上から順に並べるだけで十分だと思います。特に7回制の試合とか。
打順のセオリーを知っていると、
- なぜこのタイミングでバントしたのか
- なぜこのバッターを敬遠するのか
など両チームの作戦が見えてきて楽しめますよ。あとはパワプロで打順を組み立てるときにも役に立つと思います。
それではノシ！
